日々のこと

備忘録。雑記。

経験にお金を使おうって言うけどさ

「物じゃなくて経験にお金を使いたいんだよね〜」

最近よく耳にするこの言葉。

捻くれ者の私からしたら買い物をすることだって物を買うという立派な"経験"なのでは?と思ってしまう。旅行や習い事にお金を使うのを無駄だとは思わない。むしろ素敵なことだと思う。現に私もライブで聞いた曲はその時の記憶が蘇り、以前の何倍も楽しい気持ちになる。が何だか物を買うことでは結局人は満たされない、経験にお金を使った方が幸福度が上がる云々にはそれってどうなのと異議を申し立てたい。

例えばマイホーム。

昨年思い切って中古のマンションを購入、リノベーションした。(正確には夫の名義なので購入したのは夫)自分たちであーでもないこーでもないと言い合って決めた間取り、設備、壁紙、家具。どこの銀行のローンにするかなどそれはもう考えることが沢山あった。そうして出来上がった我が家はどこも見ても好きなものに溢れているし、金利がどうなるのだろうと世界情勢なんかもほんの少し気にするようになった。

大きい買い物だったが私の中では非常に満足度の高いものになったし、これはもう経験と呼ぶのではないか。結局のところ経験と物を買うという境界線はあやふやで、自分がよく考え納得のいくものを手に入れられればそれでいいではないだろうか。

私は内装や環境も含め今の家がとても気に入っているし、何年か前に購入したエタニティリングのきらめきに毎日癒されているのだがら。

経験と物を買うことの境界線、どこだと思うか色々な人の意見が聞いてみたいものだ。